サンディーノ概略

民衆から愛されたサンディーノ

1895年5月18日、ニカラグアで生まれたアウグスト・セサル・サンディーノ(Augusto César Sandino)は、農民として育ちその後「愛国者」「革命家」と呼ばれるようになります。1927年、32歳の時にはニカラグアに進駐しているアメリカ海兵隊に対して、指導者としてその抵抗運動をおこないました。政治的な見地から、アメリカからは犯罪者とされてきました。しかしながら中央アメリカ、ラテンアメリカの中では数々の功績をたたえ、ラテンアメリカナショナリズム(アメリカ主義)の英雄としました。また、自由な人々の将軍(General de hombres libres)と呼ばれることもありました。

キューバのホセ・マルティや、ウルグアイのホセ・エンリケ・ロドーなど、アングロ・アメリカとは異なるラテン・アメリカの精神を強く持っている指導者として民衆から強く支持されました。また、アメリカの進駐に対する、抵抗勢力のシンボル的な存在でもありました。

そしてアメリカ軍への抵抗

サンディーノはニカラグア国内で民族主権の防衛軍を組織し、アメリア軍に対抗し最終的にはアメリカ軍を撤退へと追いやりました。その功績を認められて、ニカラグア政府からも多大な恩恵を得ることとなります。しかしその後、様々な政府との軋轢がある中で、ついに1934年2月21日にニカラグア国家警備隊司令官のアナスタシオ・ソモサ・ガルシア将軍により殺害されてしまいます。

しかしながら、彼の遺志はその後もしっかりとサンディニスタ民族解放戦線に引き継がれており、1979年にはニカラグアを三代に渡り支配してきたソモサ独裁政権を崩壊させることとなるのです。


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